上島通信 第53号

“全国の空家数、820万戸余り”

朝夕すっかり過ごしやすくなって参りましたが、皆様お変わりございませんか? 
ところで、近年の台風ですが、風速の凄さ、雨量の多さに驚くばかり・・・ 
 
そして人間社会でも、尊い命を軽々しく奪う卑劣な事件が多発しています。 
国会では安保法案で物議を醸しているが、 
まず、一番身近な家庭やご近所との契りを今一度見直すべきではないだろうか! 
先日、寝屋川市で起きた悲しい事件・・・ 
幼い命を奪ったであろう40代の男性はきっと我が身の欲ばかりでの行動であろう。 
近頃の30代~40代の方々、非常にしっかりしていて素晴らしいと感心する方が多い反面、 
中には自己中心的で虚勢を張り、更に有り得ない作り話で周囲に迷惑を掛けているにも関わらず、 
厚顔で平然としている者もいる。 
彼等の幼少年時代、周囲の大人達から学んだ事とは一体何だったのだろうか? 
昔は、4大怖いものの例えで、地震・雷・火事・親父と言われてきましたが、 
その最後の1つである“親父”の威厳が今や地に失せています・・・ 
昔は親父を中心に囲炉裏を囲み、その日にあった出来事を話す事が常でした。 
しかし今の時代、家族一同揃って食事できる家庭は、悲しいかなとても少ないのではないだろうか。 
余りにも世の中が個人情報、プライバシーの侵害に振り回され、 
その為か多くの人が自己中心的な考えに偏ってしまっているのでは? 
 
そこで思う。 
表題に書いた様に、全国には空家(古民家)が820万戸有るという。 
人は新しいものを求めるのが常だが、古民家には素晴らしい点がたくさん有ります! 
まず、ゆったりとした時の流れ、春夏秋冬の節目、その季節折々の行事で 
四季を感じ、隣家と触れ合い、田植えや稲刈り等で、より親密感が生まれます! 
毎度同じ事を書いているが、人間はゆったりとした心の余裕が必要である。 
さすれば、悲愴な事件など起こさないのでは? 
それと、親父の威厳も戻ってくるのでは・・・? 
 
昔の建物の中には、近年の建物より優れている物件が多数有り、少し手入れしてやれば、 
広い敷地、居室や納戸も大きく、木や畳の香りでゆったりした気分になれます。 
 
新しき環境で、ご家族やご近所との絆がより一層深まる事間違い無し! 
そして、各物件、お買い得で有る事も間違い無し!です。 
気持ち良い秋空の下、ぜひ連休には古民家見学にお越し下さい!! 
 
最後に、地震・雷・火事・親父、の“親父”が“大嵐”(台風)だという説も有るそうです。 
くれぐれも皆様が台風等の天災の被害に遭われません様、願っております。 
又このたびの台風被害や水害にあわれた方、お見舞い申し上げます。 
 
・・・だが、最近の異端爺、やたらウルサクないかい? 
 
異端爺より