上島通信

KAMIJIMA 

上島通信 第51号

“梅は咲いたか 桜はまだかいナ”

都都逸ではないが、春の日差しが待ち遠しい。 
年末から寒さ厳しく、全国的に降雪や雨が多い冬でしたネ! 
異端爺など、寒さのせいか(?)一段と腰が曲がり、超がつく程軽い爺の頭が 
地面スレスレ、そして寒空に揺れているミノムシそっくりにユラユラと!! 
 
だから一刻も早く、ピカピカと光ったランドセルを背負った新一年生や 
真新しい背広姿の新社会人の希望に満ちた姿を、春風と共に迎えたい今日この頃・・・ 
そうすれば、爺の曲がった腰も少しは戻るのではなかろうか。 
(但し、曲がった根性は無理。恥ずかしながら) 
 
でも今の時代、チビちゃんや学生さん、新社会人の方達も大変だよね! 
日本が発展途上国の頃は、中高卒問わず、卒業すれば就職先は山の様に有り、 
金のタマゴともてはやされたが、今や有資格取得者の時代となり、 
代議士、弁護士、税理士・・・と数えたらキリがない。 
今の時代、資格ありきは当然か。 
 
がしかし、資格を持っている事で勘違いしてる?馬鹿も非常に多い! 
頭脳明晰は素晴らしい事だが、人間、一番大事な事は常識と配慮ではなかろうか。 
特に日本人は礼節を重んじ義理人情を大切にしてきたと思う。 
 
先日、凄い資格を持った人物に会った。 
爺が尊敬の念を込めて、彼に御両親の事を伺ったところ、 
彼は“トンビが鷹を産んだだけです”と答えた。 
確かに専門資格を持った凄い若者だが、彼の言動に尊敬どころか哀れさを感じた。 
御両親に対する気配りや思いやりが微塵も感じられずガッカリ・・・ 
 
しかし、こんな人物は彼だけで無い事も事実である。 
今やネットの時代で一方的に文字や動画が飛び込んでくる時代。 
頭でっかちになるのも当たり前か。 
 
こちら異端爺ミノムシも殻に閉じ篭っていると軽い頭が更に軽くなるので、 
暖かい春が来たらすぐに殻から飛び出し、新たな古民家を探しに行く予定。 
ただ、掲載物件はちゃんと現地調査しているから安心してヨ!(笑) 
 
異端爺

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