秋深き黄昏時、捨て猫とたわむれている。
この猫、元飼い主が引越しの折、置いていかれたのであろう。
うちに来た時には、なぜか後足を切断され、よれよれで舞い込んで来たのである。
直ぐに近くの動物病院の先生に治療して貰い、奇跡的に助かり、
今やたわむれる迄に回復してきた。
そこで“ワルオ”(命名)に“お前は何故捨てられたのか?”と聞いてみた。
ワルオが云う 飼い主さんは良い方だったが、近くの雌猫と恋仲となり、
別れが辛く、ついつい長居している間に引越しされたとの事。 なるほど納得
“ところで、足は何故切られたのか?”と聞くと
彼女に捨てられたあげく、帰る家も無く、お腹が空き、盗み食いしていたら、
切られたとの事。全てが“自業自得”と。 これも納得
それを聞いたら他人(他猫?)と思えず、“相身互い”と思い、
ワルオと相思相愛の仲に成ろうとたわむれているのだが、
ワルオも爺も我がままだから喧嘩が尽きない。
ワルオが云う 爺には、身近に素晴らしい相思相愛の夫婦がいるではないか!“少しは見習え!”と。
確かに、爺には20余年一緒に仕事をしている事務員さんがおります。
彼女と旦那さんは、なんと中学時代から相思相愛で、当然のごとく結婚し、愛娘がいます。
仲睦まじいこの2人、この20余年、口喧嘩ひとつせず、正しく相思相愛の仲である。
旦那さんは、娘に“ママが一番”と本気でのろけ、彼女もまた、旦那さんを尊敬し、笑い声の耐えない家庭で有る。
話は少しズレますが、過去、かなりの人数の事務員さんが来てくれ、
皆さんもそれぞれ家庭思いの方々ではありましたが、
前出の夫婦、本当に相思相愛の表現がピッタリである。
ワルオが云いたかった事に納得した。そこで爺は、ワルオとではなく、
別な(・・・)方と相思相愛の仲に・・・と思っていると、
ワルオの目が爺の心を見透かし、“この馬鹿タレが!”と毒づくのである。
ところで、今回の物件!福知山の2物件ともに下水道完備されており、必見です!!
本年度最高かも!
異端爺より