上島通信 第38号

“宇宙での生活”

今や国民の5分の1が老齢化となり、高齢者専用マンション、介護付有料老人ホーム、デイサービス等あらゆる施設が各所に出来ている。 
爺など、その日暮らしの人生だから介護施設での老後など夢又夢の話。 
 
それは当然の結果であって、今までが浮いたか瓢箪の生活!! 
罰が当ったのであろう…。(宝くじが当ったら良かったのに) 
 
 ただ云える事は足腰が痛く、立ち上がる時“よっこいしょ” 
そして階段の手摺に世話に成ったり、はた又、夜中の用足しに行く時思うのである。 
“介護にすがりたい”と…。 
 
しかし、しぶとく密かな希望を持っている。 
それは宇宙だと重力が6分の1に成るらしく、となれば 
“どっこいしょ”や足腰が痛くなく快適に過ごせて、これ又浮いたか瓢箪の生活が(ラッキー)。 
 
そして下界を覗くと、老人ホームで“今の若者は覇気が無い!まるでモヤシか!”等と 
小言を言っているのを見ながら、優越感に浸るのである。 
 
 だが、そこで又悩んでしまう。“あの世の事”である。 
宇宙をさまよっているのだから、ある朝窓を開けたらそこはあの世であったりして…。 
そこで又あの世の人達(特に先代)に真面目にやれと…。 
どやされそうな気がしてそれが又心配!! 
 
まあこの様な馬鹿な事を考えながら軽トラに揺られ、新古民家を探しているのであります。 
足や腰が痛いのも自業自得。夜中に用足しに行くのも、車中で食べるアイスクリームを少し控えたらと反省するばかり…(その時だけ) 
 
夢も希望(チボウ)もない人生だが、各地に足を運び春夏秋冬を肌で感じ、 
人々との出会いや農道に咲く草花を見ながら古民家探し。 
これが爺の最高の日々だと感謝し、自己満足しているのです。 
 
さてこの度の物件も、それぞれ味わいが有り、ゴールデンウィークの間、是非ご覧下さい。 
又、弊社では滋賀案内所を含め休みであっても連絡は取れます。 
事務所に電話を頂ければ、転送となり、その場合の通話料は弊社負担となりますので、 
退屈だったら(笑)お気軽にご連絡下さい。お待ちしています。    
 

異端爺より